飲茶の新刊「14歳からの哲学入門」発売中!

2008年09月03日

ひとりの限界はどこか?

みなさん、「ひとりの限界」ってどこにありますか?

ここでいう、「ひとりの限界」とは、
ようするに、以下のような質問に答えていき、
どこまでが、(自分が)ひとりで行けるラインなのか?
を探るというお話です。

たとえば、
ひとりで、カラオケに行けますか?
ひとりで、映画館に入れますか?
ひとりで、焼肉できますか?
ひとりで、遊園地に行けますか?
ひとりで、観覧車に乗れますか?
ひとりで、居酒屋に入れますか?
ひとりで、ファミレスに入れますか?
ひとりで、旅行に行けますか?

きっかけは、先日、友達と話していたときのことでした。

飲茶「最近、ひとりでファミレスに行ってさ〜……

友達「え〜、オレ、ファミレスにひとりで入れないよ

飲茶「え、なんでー?全然ひとりで入れるでしょ

と意見の食い違いがあったのです。

それで、色々聞いてみたら、
ひとりで、居酒屋に入れない
ひとりで、映画館に入れない
などなど、僕にとっては、
わざわざ、ひとりで行こうとは思わないけど、
 別に行こうと思えば、いけるよー

というところで、「いやいやいや、絶対ありえない!
と頑なに拒絶的反応を示すのです。

そこで、周りの友達にも、このことを聞いてみたところ、
人それぞれのさまざまな「ひとりの限界ライン」があって、
なかなか面白かったです。

たとえば、「ひとりカラオケ」「ひとり映画館」のラインを
越えられるツワモノでも、なぜか「ひとり焼肉」だけは無理とか。
(その理由は、どうも「ひとりの姿を他人から見られるかどうか
が境目になってるようでした)

色々分類わけすると面白いですよ。
・ポリシーとして、ひとりで行くのが許せないタイプ
・「そこはひとりで行くものではない」
 という理屈を超えた思い込みがあるタイプ
・店員に怪訝な顔をされるのが怖いタイプ
・周りが複数人でにぎやかなのに、
 自分だけひとりなのが駄目なタイプ
・複数人で入るのが前提の「密閉された空間」に
 ひとりで入るのが駄目なタイプ
・他の客から見られなければ、いいと思うタイプ
・いっさい、気にしないタイプ

ちなみに、飲茶は、
「ひとりカラオケ」「ひとり焼肉」「ひとり映画館」
もすべて経験ありで、問題ありません。
そんな自分の限界はどこだろうと、探ったところ、
実は「ひとりボーリング」というところに、
うわ、それはちょっと無理」という限界ラインがありました。

いや、ちゃんとボーリング専用のグローブをつけたり、
それっぽい服装をしていれば、きっと出来ると思うのですが、
たとえば、ジーパン的な私服でふらっと来て、
ひとりでボーリングをやる、というシチュエーションだと、
いやいやいや、絶対ありえない!
という拒絶の気持ちが浮かんできます。

どうも、グローブとかをつけていると、
「ああ、練習に来たのだな」
と周りがみてくれるだろう、だから大丈夫という
考えがあるようです。(^^;

こんなふうに、「ひとりの限界」のラインを調べて、
なぜこれは良くて、これは駄目なの?」を探っていくと、
うわ、自分ってこういうこと気にしていたのか
とわかって、なかなか面白いです。(^^)

――――――――――――――――――――――――

靴を履かずに庭に下りる……

なんだかよ………縛られてるよな
これっぽっちのことでも……
この程度のことでも……縛られている

しかしそもそも
なんでそういう事をしちゃいけないかというと
靴下が汚れないようにとか……
このまま上がれば廊下が汚れるとか……
その程度のことだ

でも……そんなものこうして
払えばいいだけのことだろ……!
だから……もし気分が動けば……
どんどん歩けばいい……!
何の不都合もあるもんか…!

しかし……どうもそれが出来ない……
こんなちっぽけなことも……
晴れ晴れと出来ない……!
不自由だ……訳も分からず……!

あいつ……赤木は……歩くだろう……!
何も気にかけず……スッ…と庭に下りるだろう……!

「天」 福本伸行

#いつか何も気にかけず……スッ…とひとりでボーリングに行けるように
僕もがんばりたいと思います。

2008年10月29日

僕のパチンコ体験

意外に思われるかもしれませんが、
僕は、あまりギャンブルが得意ではありません。

だから、パチンコやパチスロもほとんどやりません。

いえ、たまにはやるのですが、たいていは、
待ち合わせの間の時間つぶし」だったり、
エヴァンゲリオンや北斗の拳など、知っているアニメや漫画が
題材になった台がでたときに、リーチや当たりの演出が
一通り見たくて、「採算度外視」でお金をつぎ込むぐらいで、
ようするに、僕は、パチンコ業界にとって、ていの良いカモなわけです。

でも、こんな僕でも、生まれて初めてパチンコを
やったときは勝ちました。いわゆる、ビギナーズラックです。

たしか、社会人になったばかりの頃だったと思いますが、
たまたま友達が待ち合わせに遅れるということで、
じゃあ、時間つぶしに、ちょっと試しにやってみようかと、
パチンコ屋に入ったわけですが……、
まず、そもそも、どうやって玉を買えばいいか
そこから全然わかりませんでした。

カウンターみたいなところがあるので、そこで、
すみません、玉ください」とでも言うのかな、
とも思ったのですが、それも非効率なシステムなので、
いやいや、きっと玉がでる自動販売機みたいなのがあるに
違いない
」と思い直し、店の中を徘徊。

すると、カード販売機なるものを発見。念のため、
パチンコ台をみてみると、カードを入れるところがあったので、
これだ!」と確信にいたり、3000円ほど支払って、カードを購入。

よし!これで、パチンコができるぞ!パチンコデビューだ!
と意気込んで、台に戻って、カードを挿入……。

しかし、玉が出てきません。もちろん、カードを挿しただけではだめで、
なにかボタン的なものを押すのだろうと、ちゃんと空気を読んで、
貸玉」ボタンなどのそれっぽいボタンをちゃんと押しているのにです。

それなのに、まったく玉がでてこないのです。

いったい何が悪いのだろうか、と真っ青になっていたら、
しばらくして、カードを入れるところが間違っていることに
気がつきました。どうやら、カードを隣の台に挿していたようです。
ようするに、以下の図のような状態だったわけです。
(「□がパチンコ台」で、「■がカードを挿すところ」だと思ってください)
 A   B   C
□□□■□□□■□□□■
□□□■□□□■□□□■
□□□■□□□■□□□■
   ↑ 飲茶
つまり、Bの台に座り、Aの台にカードをいれて、
Bの台の「貸玉」ボタンを必死に連射しているという状態でした。

でも、僕は悪くありません。だって、パチンコ台は全てぴったりと
くっついて並んでいるので、境目がよくわかりません。だから、
差し込んだカードがどっちの台のものかなんて、わかるはずもありません!


ともかく、問題が解決して、さっそくプレイ開始、、、
するとです、ちょうど、カードの玉がなくなるぐらいのころに、
数字が揃いました!

うおおおおおおお!!

数字が揃うなんて、めったに起こることじゃないのだろう、
と考えていた僕は、ものすごく喜びました。
しかし、すぐに青ざめることになりました。
というのは、どんどん、玉がでてきて、
出た玉を受け取るところがいっぱいになったのです。
あわてて、手でパチンコの玉をすくって、
下にある半透明な箱に移す作業を開始。
その姿は、さながら、穴の開いた船にのって、
浸水する水を必死にくみ上げている哀れな人
でした。

でも、どんどん玉が出てきて、全然間に合いません!
一旦、パチンコを打つのをやめればいいのですが、
今レバーを離したら、せっかくの当たりが
無駄になってしまいます!
(そのときは、一定時間だけ当たり口が開くシステムであるため、
 当たり中は継続して打ち続けないと損をすると思ってました)

ああ、もう間に合わないよ!」とパニックに陥っていたら、
店員がやってきて、まるで流れるような作業で、
いっぱいになった半透明の箱を空箱に交換し、
苦笑しながら、出た玉を受けるところについてるレバーを押しました。
すると、受け皿の中心に穴があき、下の空箱の中に、
パチンコの玉が、ざーっと吸い込まれるように落ちていきました。

そ、そういう構造だったのか!
 な、なんだ、手ですくって、箱にいれるんじゃないのか!
 どうりで非効率なシステムだと……


これらの一件で、気疲れしてしまった僕は、その後、同じ店員をつかまえて、
締めてください」と言って、終わりにしました。
店員が「え?確変はいってますよ」と教えてくれましたが、
意味がわからないので、「いえ、いいです。もう締めで」といって、
終わりました。(今思えば、すごい勿体なかったです……)

そして、その後、パチンコ初心者にとって、
おそらく最大の難所となる「換金」が待ち受けているわけですが、
長くなったので、また次の機会に。

というか、みなさん、はじめてパチンコをやったとき、
このへんの常識はどうでしたか?
事前知識がないと、絶対、あたふたするような気がするのですが。

2009年01月24日

僕のパチンコ体験(2)

僕のパチンコ体験の続きです。

前回は、
何にも知らずに、パチンコ屋に入ってやってみたら、
 ビギナーズラックで当たりが出て、あたふたしました

というお話でしたが、
今回は、初心者の難関……玉の「換金」について。

さて、当たりがでて、たくさん玉が出てきたまでは良かったのですが、
初めてなので、そのあとどうやって換金すればいいか、
まったくわかりません。

それで、とりあえず、店員さんに向かって、
指でバッテンを作りながら「しめてください」と言って
帰りたい旨を伝えました。
すると、店員さんは、僕が出した玉を
「(おそらく)玉の数をかぞえる機械」にぶち込み、
その機械から出てきた「玉が××××個ありましたよ」
と書かれたレシートを渡してくれました。

それをもらった僕は、なんとなく空気を読んで、
色々な商品が置かれているカウンターへ。

そこのお姉さんに、どきどきしながらレシートを渡すと、今度は、
プラスチックのケースに入ったメダルみたいなもの
を渡してくれました。

これで僕は、ピーンときました。そういえば、
たいていパチンコ屋の傍には、
まるで闇取引をするみたいな、怪しげな小窓のある場所
があったなあと。きっと、その小窓からメダルを渡すと、
お金を渡してくれるに違いない!

でも、はじめてきたパチンコ屋なので、それがどこにあるかわかりません。

そこで、「あのこれを、お金に換えたいですけど、どこ行けばいいですか
とカウンターのお姉さんに聞いたところ、
お姉さんは、苦笑しながら「あっちの方にあります」と教えてくれました。

言われた方向に歩いていくと……ありました!怪しい小窓を発見です!
嬉々として、その小窓の奥にいる人に、メダルを渡したら、
めでたくお金が返ってきました!

で、そのときは、それで満足したのですが……、よくよく考えると、
なぜ、あんなところで換金しているんだろう?
なぜ、店内のカウンターでやらないんだろう?
これじゃあ、まるで闇取引みたいじゃないか……。
と疑問がふつふつとわいてきました。
実は、これって、国や警察があえて見逃しているだけで、
本当は違法行為なんじゃないんだろうか?
ただ、必要悪として見逃されているだけで……、
え、まさか、犯罪とか……?

で、その後、ちょっと調べてみたのですが、
どうも以下のことが法律で決まっているようです。

・パチンコ屋は、客に景品として現金を渡してはいけない。
・パチンコ屋は、客に渡した景品を買い取ってはいけない。

あれ?やっぱり、法律違反じゃん!
そうすると、どうやって、パチンコ屋は、
この法律を逃れているんだろう?

どうやら「三店方式」という抜け道でやってるようです。

つまり、こういうことです。

まず、パチンコ屋は、お客に渡しているメダルは、
たいした価値のない、ただの景品ですよ、と言い張ります。
実際、現金を渡しているわけではないので、当然、法律違反ではありません。

そして、そのパチンコ屋の傍には、なぜか
そのメダルを現金で買い取ってくれる骨董品屋(古物商)があるわけですが、
それは、たまたまそのメダルに価値を見出す骨董品屋が、
たまたまパチコン屋の近くにあったというだけで、
まったくの偶然であり、
客が勝手に、メダルを売る(現金化する)としても、
そんなのパチンコ屋としては、いっさいあずかり知るところではないと。

そして、客が売ったメダルを骨董品屋から回収して、
パチコン屋におろす業者がいるけど、それもパチンコ屋としては、
自分たちは、そのメダルがどこから仕入れたのか、
まったく知らないし、それはうちが関知することじゃないから
」と、
その骨董品屋とは無関係だと主張するわけです。

つまり、メダル(景品)の流れが
以下のように3店(3つの会社)を経由していることになります。

パチンコ屋 → 骨董品屋 → メダル回収業者
 (→またパチンコ屋に戻る)

だから、もし、仮に、パチンコ屋さんの経営者に、
その件について質問すれば、こういう回答になるのです。

「このメダルを現金化してくれるところが、
あそこにあるんですが、知ってましたか!?」
ええー、そうなんですか?しりませんでした。
私たちは、ただパチンコの景品として、
珍しいメダルを渡しているだけですから


そして、交換所(骨董品屋)の経営者は、こう言うわけです。

私たちは、ただ、骨董品のメダルが欲しくて、買い取ってるだけなんですよー。
あ、これ、パチンコ屋さんの景品なんですか?
へー、そんなの知りませんでした^^


そして、その骨董品を回収して、パチンコ屋におろす業者の経営者は、

私たちは、骨董品屋が売れなくて困ってるメダルを引き取って、
パチンコ屋さんに買い取ってもらってるだけです


つまり、3社が明らかに結託してやってるけど、
一応、3社とも経営者が異なるため、
え、偶然ですよー」と言い張れることができて、
それを法律の抜け道にしているようです。

抜け道といっても、かなりグレーで、
その気になれば起訴できると思うのですが、
そこは警察も目をつぶっているようです。
(起訴すれば、それが偶然で済まされるかどうかは裁判所の判断になるので、
どう転ぶかはわからない。とりあえず、まだ起訴されたことは一度もない)
いや、それどころか、どうやら、その見逃しの見返りとして、
警察の職員の天下り先……
パチンコ関連団体の役員の椅子を用意しているらしいです。

うーん、すごいなあ。そして、全然知らなかったなー。

いつも身近にあるパチンコ屋に、そんな秘密やカラクリがあったなんて
全然知りませんでした。やっぱり、なんでも経験してみるものですね、
色々勉強になりました。

2011年06月20日

「哲学的な何かシリーズ」電子書籍発売開始!

「哲学的な何か、あと科学とか」
「哲学的な何か、あと数学とか」
が、電子書籍として発売されました!


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とても高評価を頂いています!
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・「哲学的な何か、あと科学とか」のレビュー(読書メーター)
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↓その他の電子書籍サイト
Honto
電子書店パピレス
二見書房HP
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2011年10月25日

中二アイ

僕は、子供の頃、こんな話に強いショックを受けました。

人前で緊張しながら話してる人ってさ、
 『頭の後ろをなでながら話したり』とかしてるでしょ。
 あれって実は『猫の毛づくろい』と同じなんだよね


猫は叱られたり嫌なことが起きると、
まるで相手を無視するかのように『毛づくろい』を始めたりしますが
あれは、「身体に刺激をあたえることで、
自分の注意を嫌なことからそらそうとする行動
」なのだそうです。
ようは「現実逃避」。

そして、僕は、授業中に先生に突然あてられると、
「えーと、えーと」といいながら、
頭の後ろをなでまわしてしまうような子供でした。

それまで僕は、その行動(頭の後ろの髪に触れる)を
自分の意志でやってる」と思っていたのですが、
それが実は「現実逃避を目的とした典型的な行動パターン
だったと知ってものすごい衝撃をうけました。

「自分の身体を自分じゃないものが支配して動かしている」
という恐怖感。
「自分でやっていると思いこんでただけで、
実は別の何ものかに操られていた」という屈辱感。
そういうものを感じて僕の自尊心はズタズタになり、
それ以来、意地でも頭の後ろをなでまわさないようになりました。

それから時がたち、中学生になったときのこと。

ちょっとした知り合いとたまたまエレベーターに
乗り合わせるという状況がありました。
その人は、見知らぬ人ではないけれど、
仲良く話をするような間柄でもない、
しかし、かといって、一言も話さないのもなんだか不自然、
というような微妙な関係。
そんな彼と、エレベーターという狭い空間で一緒になり、
きまづい雰囲気を感じつつ、僕は、いつのまにか、
上の方にある「現在の階数」の表示をじっと眺めていました。
よくみると、彼も同じように階数表示を眺めていました。

そのとき、はっと思いました。
これは「例のアレ」ではないのか、と。
そういえば、エレベーターで誰かと乗り合わせたとき、
たいてい僕は、こんなふうに階数表示を眺めていた気がする。

だめだ!流されちゃだめだ!

そう思って、僕は、エレベーターの階数表示をみるのをやめました。

そして、僕は、ゆっくりと彼の方を向き、
視線はまっすぐ、直立不動の姿勢に……。

こうして、これが僕がエレベータに乗るときの
定番スタイル(入り口の横の壁を背にして、視線はまっすぐ直立不動)
になったのでした。

(続く)

2011年10月28日

中二アイ(2)

それから今度は、大学時代の自動車学校での出来事。
結構大きめの講堂で講習会があり、
僕は後ろの方に座っていたのですが、
突然、後ろから「ドスン!」という音がしました。

どうも貧血で倒れた女の子がいたようです。

幸い、すぐに先生がかけよって介抱し、 女の子も意識を取り戻したので、
「ああ、大丈夫そうだな」とその子の周囲は安堵の空気に
包まれたのですが……。

大事に至らず、良かったなあ
そう思って、振り返っていた体勢を戻し、
」を向いた僕は驚きました。
僕以外のみんなは、まだ「後ろ」を向いていたのです!

まぁ、前の方に座っている人たちからすれば、
状況はわからないのだから、
なになに?どうしたの?」と興味深げに振り返り、
後ろを覗き込もうとする気持ちはわかります。
しかし、そのおかげで、前を向いた僕の視界に
大量の「他者の顔」が飛び込んできたのです。

ちょっと想像してみてください。
自分ひとりだけ前を向いて座っていて、
自分以外のみんなが後ろを振り向いているという状況。
何十人もの人が後ろをみているのに
自分だけが、そっちをみていないという状況。
あまり居心地の良い状況ではないでしょう。

実際、僕の隣に座っていた女の子も、
僕と一緒ぐらいのタイミングで前を向いていたのですが、
その状況に気圧され、すぐに後ろを振り向いてしまいました。

しかし、もちろん、僕は後ろを振り向きません!
失神した女の子が「だいじょうぶです、だいじょうぶです」
と恥ずかしそうにしていたから、これ以上注目するのは
かわいそうだ、という想いもありましたが、
それよりもなによりも「いま、もう一度、振り向いたら負けだ!
と思ったのです。

みんなが顔をこっちに向け、僕の方に視線を向けているにも関わらず、
僕は、背筋を延ばし、まっすぐな視線を「前」へと向けました。
そんな僕の態度に、隣の女の子は、
え? なんなの、この人?」という感じで、
訝しげにチラチラみてきたわけですが、いっさいかまわない!
無表情で、われ関せずで、ずっと前を向いていました。

そして、しばらくすると、すこしづつみんな前を向いていきました。
(単純に、時間が経って、彼らの興味が薄れたからだとは思いますが)
自分的にはもう「フッ、勝った」という感じでとても気分が良かったです。

ちなみに、その後、隣に座っていた女の子が(知らない子なのに)
妙に話しかけてくるようになりました(講習中も、講習が終わった後も)。
きっとこれは、僕の邪気眼(周囲に流されないで、自分の意志を貫きとおす視線)
に惚れたのだろうなと……、

――という感じのイタい青春時代を送っていたわけですが!
とにかく言いたかったことは、視線ひとつでもこだわりをもって
日常を過ごせば面白いよとかいうそんな話でした。
みなさんも日常のなかから、無意識にみんながやっていることを見つけだして、
あえて反逆(エレベーターで上をみないで直立不動とか)して、自分は特別だ、とか
そういう想いにひたるといいと思います!

#「もっとも、邪気眼を持たぬものにはわからんだろうが、な……

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これも邪k……みなさんのおかげです、ありがとうございます!(☆▽☆)