飲茶の新刊「14歳からの哲学入門」発売中!

2008年05月30日

経営者育成セミナー参加日記(4)〜閃光〜


――最大限の借金をしてしまった。
――もう後戻りはできない。


「では、みなさん、資金も調達できましたので、
 早速ゲームを開始しましょう。

 まず、このゲームは、ターン制です。
 私の左隣の人から、時計回りに、
 経営者として何をするか宣言して行動していただき、
 1周して、全員の行動が終わったら1ヶ月が終了です。
 これを繰り返すことでゲームが進んでいきます。

 さて、このゲームで、経営者ができる行動は、5種類です。
 具体的には、

 (1)『材料を買う』
 (2)『商品を作る』
 (3)『商品を売る』
 (4)『イベントカードを引く』
 (5)『投資を行う』


 の5つです。
 まぁ、それぞれについて、説明するよりも、まずは実際にやってみた
 方が早いでしょう。
 ゲームの基本的な流れを把握していただくため、
 最初の3ターンは、私の言うとおりに、行動していただきます」

●(1)『材料を買う』

「では、まず材料を2個買ってみてください。
 そのためには、自分のターンが来たときに、
 『材料を2個買います』とみんなに向かって宣言します。

 はい、宣言したら、テーブルの中心をみてください。
 四角いコマが大量に山積みになっていますよね。
 あそこは材料置き場で、四角いコマが材料です。
 あのコマを2個とってきて、目の前の材料倉庫に置いてください」



「はい、そうしたら、今度は、シートに、
 材料を2個買ったことを記入してください。
 これで、1ターン目は終わりです」

●(2)『商品を作る』

「では、次のターンは、買った材料を商品に加工しましょう。
 さきほどと同様に、自分のターンが来たときに、
 『材料を2個、商品に加工します』と宣言してください。
 そして、材料倉庫にあった2個のコマを、商品倉庫に移動してください。
 商品倉庫に移動した時点で、材料のコマは、商品として扱われます」



「移動したら、シートに、加工にかかった費用を記入してください。
 はい、これで、いま、みなさん全員が、商品の在庫を2個持ちました」

「ところで、材料は、一度にいくらでも買えますが、
 商品にするには、現時点では、2個づつしかできません。
 つまり、4個材料があっても、それらすべてを商品にするには、
 最低でも2ターンかかることになります。
 2個づつしか加工できないのは、工場の規模が小さいからです。
 投資を行い、工場を大きくすれば、
 一度に加工できる材料の数がどんどん増えて行きます


●(3)『商品を売る』

「さあ、いよいよ、商品を売ってお金を稼ぎましょう。

 テーブルの真ん中をみてください。
 地区で色分けされた大きな日本地図がありますね。
 商品を売りたい人は、自分のターンのときに、
 この地図のどこでも好きな地区に商品のコマを置いて、
 売ると宣言してください。

「ためしに、私が、商品を2個、売ってみますね」

講師は、東京の地区に、商品のコマを2個置いた。

「さあ、このままでは、私の商品しかないので、
 私の独占販売となってしまいます。
 それを阻止するために、みなさんで競合商品を出してください」

講師の指示にしたがい、全員が競合商品として、
自分の商品のコマを2個、東京地区に置いた。

「では、バインダーの中に入ってる『数字の札』を出してください」



「その『数字の札』で、他の人に見えないように
 商品の値段を作ってください。
 そして、『オープン!』の掛け声で、
 みんなでいっせいに値段を見せ合います
 そのときに、一番、安い金額だった人の商品だけが、
 その値段で売れます。
 では、実際にやってみましょう」

みんな机の下で、ごそごそと、自分の商品の値段を設定する。

「いいですか?それでは、みんなでいっせいに値段を出しましょう」

オープン!

みな、最初なのでよくわからず、適当な金額の札を出し、
なかでも一番安い金額をつけていたBさんの商品が売れることとなった。

「おめでとうございます。その値段で、Bさんの商品が2個売れました。
 Bさんは、シートに売れた金額と個数を記入しておいてください」

あれ?売れなかった僕の商品はどうなるんだろう?

そう思っていると、講師は、

「売れなかった人は、商品のコマを倉庫に戻してください」

なるほど、売れなければ、商品は倉庫に戻ってくるのか。

「あの、売れた商品のコマはどうするんですか?」

商品が売れたBさんの問いかけに、講師は、

「はい、売れた商品のコマは、
 テーブル中央の材料置き場に戻してください」

と答えた。

「どうですか?これがゲームの一連の流れです。
 基本的には、今、やったことを繰り返して行うだけです。
 簡単でしょう?
 まだほかに、
 (4)『イベントカードを引く』
 (5)『投資を行う』

 がありますが、これは種類が多いので、
 バインダーの中に入ってる説明書を直接見てください。
 さて……、では、少し休憩しましょう」

こうして、僕たちは休憩時間に入った。

タバコをふかしに席を立つもの。
隣の席の人とゲームの感想について語り合うもの。
じっと説明書を読みふけっているもの。

僕は、自分の席で、ぼぉ〜っとしていた。

なるほど、面白い。ゲームとしては単純だが、
みんなで商品の値段の札を見せ合うところなんか、
いい感じで心理戦になりそうだ。
このゲームにおいて、どんな経営戦略が有効なのだろう……。


そんなことを取りとめもなく考えていたとき、そのとき……!

圧倒的ひらめきっ……!

閃光……光が……飲茶の脳を刺す……!

ゲーム開始早々、ひらめく……!


経営者殺し……!
悪魔的奇手……!



この記事へのコメント
そして物語は時速250kmで加速していく…!
それなりに制限されたルールにシンプルな構成、そこに心理戦の要素が加わると面白そうなゲームになるもんですね。やってみたひですw
悪魔的奇手とはいかなるものなのか、いやはや楽しみですw

(飲茶)ありがとうございます^^
ちなみに、(ノンフィクションなので)本当にあるセミナーのゲームなので、似たようなのがあったら参加してみると面白いかもです。
Posted by すぎもとふたば at 2008年05月31日 06:23

カードゲームの話
経営ゲームのはなし
人材集めの話

あ〜、なんか混乱してきたww

(飲茶)すみません、なんか、ひとつのことを持続できない人間なので^^;
一応、カテゴリわけはしているので、混乱したら、そちらで見てくださいねー。
Posted by ジャンク at 2008年05月31日 13:21

おはようございます
変なゲームがあったので一つ
http://games.yahoo.co.jp/games/flash/kaiten_yamucya_taiken/

(飲茶)おお、面白いゲームですね。しかもよくできています。右の方には、くまぱんだもいるし。
最近は、このレベルのゲームがフリーで出来るんですね・・・。なんかすごいなあ。
Posted by jil at 2008年06月01日 07:55

半年前の記事の転載じゃなくてその続きが読みたいんだが

(飲茶)ですよね……。
Posted by あ at 2008年06月02日 03:15

続きがアップされたのか・・!?
と、思ったら・・
こ、これは前にも見たような・・。
というサイクルで、疲れてきました・・
精神が・・。(笑)

(飲茶)まだ(4)ですから……どう考えても、あと8回は同じサイクルが・・・。
Posted by 竹内かなと at 2008年06月02日 16:43

コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/96932369
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック