「これからみなさんに、経営戦略ゲームをしていただきます。
実際に、会社を経営していただき、市場の世界で、
凌ぎを削っていただきます……。
では、みなさん別室に移動してください」
突然、降ってわいた経営ゲーム。
連れられた部屋は、ちょっとしたホールになっていて、
真ん中に巨大な丸いテーブルが置かれていた。
講師は、そのテーブルの上に、巨大な日本地図を広げ、
そして、まだ意味のわからない模型のコマや
手札を並べはじめた。
経営戦略ゲーム……いったい、どんな内容なんだ。
僕の疑問をよそに、講師は、淡々とゲームの準備を進めていく。
「さて、準備ができました……。
では、みなさん、手近な席にお座りください」
僕たちは、大きなテーブルを、
ぐるっと取り囲んで座るような格好になった。
僕の目の前には、ゲームの説明書や、
色々なシートが入ったバインダーがおかれている。
「では、バインダーを開いて、
一枚目の紙を目の前に広げてください」
うう……、これは……。
広げたシートには、
「材料倉庫」「工場」「商品倉庫」
と書かれていた。
「では、ゲームの内容をお話します。
みなさんには、ある商品を製造・販売する会社の社長
になっていただきます。
そして、その会社を経営し、黒字を出してください。
今日の夕方の終わりの時間まで、経営していただき、
その時点で、一番、儲けを出した経営者が、
1位というゲームです。
では、具体的に、どうやって利益を出すのか?
どうやってお金を儲ければいいのか?
目の前にあるシートをみて、察した方もいると思いますが、
このゲームの内容を簡単に言うと、
@材料を買い、
A工場で加工して、商品を作り出し、
B商品を市場で売りさばいて、現金を得る
これだけです。
これを繰り返すことによって、お金を儲けてください」
なんだ、経営ゲームっていうから、
もっと難しいものを想像していたけど、
なんか簡単そうだな。
少し拍子抜けした。
しかし、それを察したのか、講師はこちらをみて、にやりと笑った。
「たしかに、一見すると、
『ただモノを作って売るだけ』
のシンプルなゲームに思えますが、
どうしてどうして、実際にやってみると……
経営の本質がすぐに浮かび上がってきます……
甘くみていると、すぐに八方塞……借金地獄……
ゲーム終了時、ここに集まった経営者のうち……
何人が生き残っているか……」
ざわ……ざわ……
互いに顔を見合わせ、不安そうにしている僕たちを見て、
講師は、ククク、と笑い、愉快そうにこう言った。
「それでは、みなさんには、これから……
借金をしていただきます」
ざわ……ざわ……ざわ……
ううっ……!こ、この男!!
ちなみにこれってフィクションですか?
ノンフィクションだったら面白そうだけどw
(飲茶)ノンフィクションです。当然、会話も展開も脚色バリバリですが。セミナーは本物ですし、ゲームも本物ですし、展開もおおよそ同じです。
次も楽しみにしてますー
(飲茶)
ありがとうございまーす。励みになります……
なのですが、すみません、GW中に新作書く予定だったのですが、、、駄目でした、、、、
やっぱ凄い文才ありますねwwwwww
(飲茶)ちょwwwwwまじすかwwwwwうれしいwwwwww
ブログはじめてよかった(;△;)
哲学は元々大好きだったんですけど、ドラえもんの話しとかフェルマーとかどれもストーリーが面白くて凄い文才ある人なんだなと思ってました!
カイジも大好きなんで最高ですwww
自分、会社作るのが夢なんで飲茶さん目指して頑張りたいです!!まだ株日記とか読んでないの沢山あるんですけど、読み終わっちゃうのもったいないんで、ゆっくり楽しみながら読ませて頂きますwwwこれからもブログに会社に家族サービスにと頑張ってください!!!
(飲茶)ありがとうございます。きっと、フィーリングが合うんでしょうね(^^)
末長くブログやりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。(^^)
世の企業が高らかに叫んでる、社会貢献とかお客様の為にとか一言も出てないのが真実を語ってるように感じます。
こう言うと必ずと言っていいほど、「そんな綺麗ごとではやっていけない」とか言われますが、そんな会社はさっさと潰れろと思うのは極端でしょうか。
実際、日本の企業が半分になったとしても、残ったパイを残った企業が取るだけですし、人も残った企業に行くだけなので対して変わらないと思います。まあ、経済とか詳しくないので、自分にはわからない問題があるかもしれませんが。
飲茶さんを批判してるわけではありませんが、やはり会社組織というのは信頼できません。