2011年10月28日

中二アイ(2)

それから今度は、大学時代の自動車学校での出来事。
結構大きめの講堂で講習会があり、
僕は後ろの方に座っていたのですが、
突然、後ろから「ドスン!」という音がしました。

どうも貧血で倒れた女の子がいたようです。

幸い、すぐに先生がかけよって介抱し、 女の子も意識を取り戻したので、
「ああ、大丈夫そうだな」とその子の周囲は安堵の空気に
包まれたのですが……。

大事に至らず、良かったなあ
そう思って、振り返っていた体勢を戻し、
」を向いた僕は驚きました。
僕以外のみんなは、まだ「後ろ」を向いていたのです!

まぁ、前の方に座っている人たちからすれば、
状況はわからないのだから、
なになに?どうしたの?」と興味深げに振り返り、
後ろを覗き込もうとする気持ちはわかります。
しかし、そのおかげで、前を向いた僕の視界に
大量の「他者の顔」が飛び込んできたのです。

ちょっと想像してみてください。
自分ひとりだけ前を向いて座っていて、
自分以外のみんなが後ろを振り向いているという状況。
何十人もの人が後ろをみているのに
自分だけが、そっちをみていないという状況。
あまり居心地の良い状況ではないでしょう。

実際、僕の隣に座っていた女の子も、
僕と一緒ぐらいのタイミングで前を向いていたのですが、
その状況に気圧され、すぐに後ろを振り向いてしまいました。

しかし、もちろん、僕は後ろを振り向きません!
失神した女の子が「だいじょうぶです、だいじょうぶです」
と恥ずかしそうにしていたから、これ以上注目するのは
かわいそうだ、という想いもありましたが、
それよりもなによりも「いま、もう一度、振り向いたら負けだ!
と思ったのです。

みんなが顔をこっちに向け、僕の方に視線を向けているにも関わらず、
僕は、背筋を延ばし、まっすぐな視線を「前」へと向けました。
そんな僕の態度に、隣の女の子は、
え? なんなの、この人?」という感じで、
訝しげにチラチラみてきたわけですが、いっさいかまわない!
無表情で、われ関せずで、ずっと前を向いていました。

そして、しばらくすると、すこしづつみんな前を向いていきました。
(単純に、時間が経って、彼らの興味が薄れたからだとは思いますが)
自分的にはもう「フッ、勝った」という感じでとても気分が良かったです。

ちなみに、その後、隣に座っていた女の子が(知らない子なのに)
妙に話しかけてくるようになりました(講習中も、講習が終わった後も)。
きっとこれは、僕の邪気眼(周囲に流されないで、自分の意志を貫きとおす視線)
に惚れたのだろうなと……、

――という感じのイタい青春時代を送っていたわけですが!
とにかく言いたかったことは、視線ひとつでもこだわりをもって
日常を過ごせば面白いよとかいうそんな話でした。
みなさんも日常のなかから、無意識にみんながやっていることを見つけだして、
あえて反逆(エレベーターで上をみないで直立不動とか)して、自分は特別だ、とか
そういう想いにひたるといいと思います!

#「もっとも、邪気眼を持たぬものにはわからんだろうが、な……

#邪気眼とは(はてなキーワード

↓5年前に出した本が、まだ一位(楽天Book思想部門)になったりします!
これも邪k……みなさんのおかげです、ありがとうございます!(☆▽☆)



この記事へのコメント
邪気眼www
自分も持ってた気がするw

でも、時々周りが集団催眠にかかってると思える時ありますよね。ある意味哲学的ゾンビ?w
そういう時のメタな視点って哲学につながるのかもしれませんねw

(飲茶)
反逆こそ哲学です!
Posted by KIT_AI_S at 2011年10月28日 20:02

すっごい面白いねw

無理しないで後ろ向けばいいのにw

女性としては人に流されないところに男らしさを感じるんじゃないかな?

(飲茶)
惚れちゃいますよね、やっぱり女の子なら。
(ただしイケメンにかぎる?)
Posted by サンテ at 2011年10月29日 21:43

楽しそうでいいですなあ…

(でも真似はしたくないな…)

(飲茶)
楽しいですよ!
Posted by 黒豆 at 2011年10月30日 12:18

お気持ちはよくわかります。

僕は未だに(23歳)こういうことしています。
といっても、特に意味のない反発ではなく、何か意図のある反逆です。

入れにくい(らしい)カラオケの一曲目をいくとか、優先席では絶対に携帯電話の電源を切るとか、そういうことはずっとしています。

(飲茶)
いいですね!これだけでも人生楽しくなりますよね!
Posted by kanta at 2011年11月01日 17:20

クオリアについて質問です。

クオリアは人間の意識が解明されて無いから出てきたものであり、赤いものを見て赤いと感じるメカニズムが解明されればクルマのエンジンを分解して走る原理が分かるのと同じではないでしょうか?

つまり、誰かを好きになる感覚っていうものは脳ではこんな反応が起こる事が好きって感情なんだよってことが分からないからいけないんじゃないんでしょうか?


分かりにくい文書で突然失礼しました。
Posted by ジグソウル at 2012年01月16日 02:01

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