2010年07月13日

史上最強の哲学入門、製作秘話(4)

そのとき編集部よりとんでもない連絡が入ったのです。

板垣先生とアポが取れました!
 飲茶さんと会って話しがしたいそうです!


全く予想外の展開!
ていうか、あの企画で本当に板垣先生に
連絡してしまうとは! おそるべし、担当さん!

この連絡してくれた担当さん、名を「園田さん」といいます。
そう、奇しくも、バキ作中の人物(オリバに仕事を依頼しに
刑務所まで出向いた園田警視正)と同じ苗字だったのです。
まさにシンクロシニティ

これはもしかしたら、もしかするかも……

まるですべてが予定されていたかのような
運命的な何かを僕は感じました。

で、板垣先生との打ち合わせ当日。

いきなり板垣先生の仕事場に向かうとパニックを起こしそうなので、
まずは担当さんと駅で落ち合い、2人で喫茶店に入って
事前の打ち合わせをすることに。

さていったい板垣先生にどうアプローチしたものか

なにせ相手は、週刊連載の超人気漫画家。それに引き換え、
こちらは無名のなんだかよくわからないヘンテコな名前の、
哲学の本を書いている人。
普通に考えたら何の繋がりもなく相手にもされない関係。

そして、ここで一番大切なことは、
板垣先生はまだ仕事の依頼を了解したわけではない
という事実。
そう、決して「表紙を描きます、会いましょう」ではなく、
あくまでも「電話じゃよくわからないから、とりあえず
会ってみて話を聞くだけだからね
」と念を押しての打ち合わせであり、
つまりは、「本当に板垣先生が表紙の依頼を引き受けてくれるか」は
今回の打ち合わせの出来次第なのです。

という状況であったため、本来、僕は担当さんと
いかに板垣先生に自己アピールするか」を話し合うべきでした。
しかしこのとき完全に舞い上がっていた僕は、
いかにこの状況が、園田警視正がオリバに会いに行くのに、
酷似しているか
」を担当さんに語っていました。
そして、「園田ネタをふられたら、
ちゃんと反応しなくてはいけません!

と熱っぽく語っていたのです。
(園田ネタ=「中華マンジュウを出されたら、 指1本で口に押し込んで窒息」、
「仕事が早ええんだな」など)

当然、心の準備ができるわけもなく、 とうとう本番の打ち合わせの時間に。

タクシーで板垣先生の仕事場に直行。
そして、何も思いつかないまま、頭真っ白で、
入り口のドアの前へ。
アシスタントの方が出迎えてくれ、ドアが開きました。

この奥に、あのバキの作者、板垣恵介先生が……。

この打ち合わせですべてが決まる……。
 もし、板垣先生にうまく話ができなかったら……
 この話は流れる……


プレッシャーと興奮で混乱した僕は、
扉をくぐりながら、こう考えました。

もしも……もしもダメだったら……
 浦安鉄筋家族の浜岡賢次先生に表紙を頼もう……








決意を胸に秘め、いざ勝負!

この記事へのコメント
次回作は浜岡賢次先生に表紙を描いていただくということですね。
楽しみです。

(飲茶)オチにあの国会議員を持ってきたいですw
Posted by うみ at 2010年07月13日 12:08

浜岡さんの表紙、素敵ing。

(飲茶)素敵ですよねw たぶん、浜岡先生が書くなら、板垣先生もバキネタを許してくれたかも
Posted by toy at 2010年07月13日 14:08

表紙に惚れてしまい買いましたが、面白かったです
復ッ活ッ!神復活ッッ
Posted by ぽんで at 2010年07月23日 22:56

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