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2013年01月07日

飲茶が考える理想の議論のやり方(3)

前回記事:理想の議論のやり方(2)

47 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-11 00:01:05
王国の終焉(王国はいつ終わるのか?)について

まだ議論されてない箇所(芽だけがあって、
これから枝がのびる余地があるところ)は
「あとで議論するマーク」により一目瞭然である。

王と騎士は、このマークを目安にして
「まだ枝がのばせるところ」を
延々とのばし続けていくわけだが……。

終わらない王国は存在しない
どんな王国にもいつしか終わりは訪れる

永遠に続くかと思われるその議論も、
いつしか終わりをむかえるときがくるだろう。

ではどうなると、議論は終わるのか?

完璧な結論が出たので満場一致で議論が終わった
というハッピーエンドケースを除くなら、
だいたい、次の2ケースだろう。

48 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-11 17:53:34
<議論が終わるケース1>
枝をのばす気力がなくなった』のパターン

芽(あとで議論する)』として議事録wikiに記載したものの
誰もその芽を育てたいと思わない場合もあるだろう。

こういう場合、何も無理に枝をのばす必要はない。
「あまりに枝葉すぎて興味がわかない」
「その領域についてまったく知らないから意見の言いようがない」
など理由はさまざまあろうが、
とにかく『やる気がない』のだから、素直にやめてしまえば良い。

王は、みんなと相談の上、
あとで議論するマーク(ツボミのマーク)』を
後世に託すマーク(種のマーク)』に変更して、
枝の成長を打ち切ることができる。
(誰もやる気がないのだから、王に反対する人はいないだろう)

49 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-12 21:03:40
<議論が終わるケース2>
反論と擁護が出尽くしてグダグダになってきた』のパターン

「反論、反論の反論、反論の反論の反論……」
と順調に枝を延ばしていくと、
だいたいの場合、いつかネタ切れになる。

ようは、
「反論意見も擁護意見も、
 説得力のある強力なものがすべて出尽くしてしまい、
 これ以上、特に言うべきことがなくなる」
という状況だ。

つまり、そこが王を含む騎士全員の
成長限界点(ライジングリミットポイント、RLP、通称ループ)
である。

もし、この『成長(止揚)限界点』に突入しているにも関わらず、
無理やり枝をのばそうとするなら……、
間違いなく『グダグダ』な感じになって、
みっともない『枝ぶり』になっていくだろう。

50 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-12 22:33:31
たとえば、ある主張について
騎士のひとりがこんな反論を提示したとする。

その主張を支持する具体的な統計データが存在しない

もし、ここでその統計データの存在について、
参加者の誰も情報を持っていない』としたら、
これ以上、この反論について何も言う事はできないだろう。
無いものは無い』のだから『あーそうなんだ、無いんだね』で終わるだけの話である。

しかし、そこを無理やり反論を言ったとしたら……

「僕の経験では、こうだったよ」
「でも、それはあまりに個人的すぎるって反論がありそう」
「でも、一応、データではあるよね」
「だったら、私は、それと反対の経験を持っています」

といった『グダグダっとした感じ』の展開にならざるを得ない。

おそらく、まともな王であれば、
「うえー、これらを本当にタグにするの?
 せっかく綺麗に育ってたのに、台無しじゃん!
 ていうか、元の主張の反論になってないし!」
と思うことだろうし、
おそらく、当事者の騎士たちですらも、
「すみません、枝にするのは勘弁してください!
 晒し者は嫌です!」
と思うことだろう。

51 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-13 12:31:12
多くの場合、私たちは議論が変な方向に流れても、
なかなかそれを止めることができない。

特に、『対立図式』による掲示板の場合は、
(ようするに、従来の議論掲示板の場合は)
レスの応酬で議論が続いていくので、
そこそこまともな論者同士』であったとしても
こんな状況が起こりがちである。

1)レスを引用しあううちに、
 とんでもない方向に議論が転がりがち

@「相手」のレスAを引用して、レスBを返す。
A「自分」のレスBが引用され、レスCが返ってくる。
B「相手」のレスCを引用して、レスDを返す。

といった『引用形式』で、レスの応酬をしていると、
ものすごく自然な形』で、
ものすごく主題から遠い方向』に
論点がずれていってしまうことが多々ある。

52 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-13 13:38:34
2)レスを返さないと、論破された気分になるので、
 延々とレスを返してしまう

時系列表示の議論掲示板の場合、
最後の発言が目立ってしまう』ので、
私たちはどうしても、
反論しなかった人の負け(逃げ出した)
最後に反論した人の勝ち(論破した)
みたいな印象を持ってしまう。
その結果、
明らかに主題からずれていることがわかっていても、
延々とレスを返してしまうことが多々ある。

ようは、
言われっぱなしのまま終わるのは、なんだか悔しい!
という話だ。

結局のところ、お互いに
最後に自分がツッコミを入れた状態で終わりたい
と思っているのだから、
当事者同士でレスの応酬を『終えられるわけがない』。

「違います。こういう考え方も成り立つと思います」
「それは、この場合には成り立ちませんよ」
「それは、成り立たないケースをわざわざ考えたからそうなるだけです」
「では、成り立つケースの方が一般的という根拠を示してください」
「いえ、まずあなたが成り立たないケースについて根拠を示すべきです」
「いえいえ、説明責任の観点から、明らかにあなたが示すべきです」
「どうも説明責任の意味を理解していないようですね。そもそも……」

こうして、第三者から「いい加減にしなさい」と言われるまで、
グダグダの議論が続いてしまう。

53 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-13 15:38:13
しかしである。『王と騎士』形式の議論の場合、
議論の大樹』によって議論の流れが『図示化される』ことで、
グダグダっぷりそのもの』が物凄く『目立つ』ことになる。

ようは、

「なんでこんなことになっちゃったの?」
「明らかにぜんぜん違うこと話してるじゃん!」
あーこの人たちが、議論を台無しにしてるんだねー

という状況が『見た目』で一目瞭然になるのだ。

これははっきりいって、

恥ずかしいッッ!

54 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-13 19:29:29
私は、
この『恥ずかしさ』が、論者に冷静になるきっかけを与える
と期待している。

実際のところ、王から
「あの……これ本当にタグとして枝にしますか?」
と問われたら、そりゃあ冷静になって考えるだろう。
その枝の責任者として、整備しないといけないのだから。

・ノリや勢いや流れで反論した
・反論されたから反論した

ぐらいの話であれば、おそらく、
「すみません、枝葉の話ですので、タグ化は結構です。
 ていうか、しないでください」
と辞退することだろう。

こういうとき、王は、
「ここまではうまく成長できたよね」
と思える枝まで立ち戻り、仕切りなおしをすれば良い。

※ところで、こういうと
「恥ずかしく思わないヤツもいるだろ?いたらどうすんだよ!」
と反論したい人もいるかもしれない。
そのとおり、きっといるだろう。だが、本システムは
「絶対に恥ずかしく思うから、これで万事解決だ、完璧だ」
と盲目的な主張をしているわけではないことに注意しよう。
あくまでも「タグ化」という「ひと手間」をかけることで
「比較的、軽減される傾向が生じるだろう」と期待しているのである。

※また、タグ化するということは、必ず短いタイトルをつけることになるので、
議論の主題とマッチしているかどうかが一目でわかる。
たとえば、「アイデアXで原発をなくせるか?」というテーマの議事録で、
「○○君は、説明責任を理解していない」というタイトルのタグを
つけることは、まともな論者であれば「え?」って思うだろう。
(しかし、いわゆる普通の議論掲示板では、まともな論者でさえ、
主題と関係ないことについて
――たとえば、ある論者の議論の姿勢について――
延々とレスをつけてしまいがちである。
結局、システムとしては、
『まとも』な論者の暴走(脊髄反射的な不毛な反論の応酬)を
防ぐことに貢献できれば良いのである)

というわけで、とにかく、こういう泥沼の流れが起きたとき、
「タグ」として短いタイトルをつけることで、
「第三者に有益ではない、主題と関係ないことをこの人たちがやってます!」
と「一目」でわかることが大事だと考える。
なぜなら、結局、タグ機能により泥沼議論はどう転んでも、
第三者には有益だからだ。

ケース1)タグ化という手間と明確化によって、泥沼にブレーキがかかる。
 →ラッキー!
ケース2)ブレーキがかからず、泥沼の議論が延々とタグ化されていく
 →泥沼が「一目」でわかるので、第三者的には
 価値のない議論をしていると「一目」でわかってラッキー。
ケース3)ブレーキがかからず、タグ化もされない。
 →どうせ第三者はタグしかみないから、関係ない。ラッキー。

ようするに、最悪ケースで「当事者が恥ずかしい」と思わなくても、
「一見するだけで恥ずかしいとわかる大樹(議事録)」
が出来上がることは、とても有益なのだ。
「あー、こういうふうに議論がグダグダになるんだね」という
悪いお手本になるし、「こいつらロクな騎士じゃないな」と知ることができる。
いちいち長大なレスを読まなくても、それが把握できるのは、
従来のスレッド式掲示板と比べて、
単純に「コスパが良い!」と言えるだろう。

※ちなみに『王 VS 騎士』の構図でグダグダになるケースもありうるが、
この場合は、グダグダを成立させること自体が難しいだろう。
なぜなら、王は、他の騎士に
「こういう(グダグダの)反論を思いついたので、
 その反論の責任者になってくれませんか」
と依頼をしなければならないからだ。
そして、もし、王自身が大樹作り(議事録作り)を忘れ、
率先してグダグダ議論を繰り返すようなら……
当然、まともな騎士から順番に去っていき、
王国は滅亡することになる。

55 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-15 14:58:43
しかし、仕切りなおしをしても、
やっぱりうまく成長できない場合は、
やはり、そこが『僕たちの成長(止揚)限界点』、
ライジングリミットポイント、通称ループ
なのだろう。

この場合、王は、みんなと相談の上、
その枝に『議論終了マーク(お花のマーク)』を付与し、
意見を受け付けていた「抽象タグ」を受付停止にして、
その枝の成長を打ち止めにすることができる。

※ちなみに、一番良いのは、
枝の末端に『総論』という具象タグを作り、
これまでの議論を総括するような文面を記載して、
議論終了マーク(お花のマーク)』をつけることだ。
たぶん、見栄えが良いはず。
そして、一番、『自信のある議論ができた総論』のところに、
大きなお花のマーク』をつけるのだ。

56 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-15 21:03:21
フェスティバル(祝祭)について

さて、王と騎士たちで議論を尽くし、
すべての枝について成長する余地がなくなったところで、
(ここらが僕たちのライジングリミットポイントかなと思ったところで)
議論の大樹』の育成は終了となる。

最後に、王は騎士たちに向かって
「議論を終了しても良いか」を呼びかけ、
そして、そこで『一定数の賛同』が得られれば、
その王国は

フェスティバル

へと移行する。

57 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-16 01:32:22
フェスティバル(祝祭)』とは
「議論の大樹」を国外に発表するイベントである。

フェスティバル期間中は、
議論掲示板のアカウント取得者全員に、
「議論の大樹」が完成したことが大々的に周知される。

これにより多くの人々が、
完成した「議論の大樹」を観賞しにやってくることになるが、
このとき、彼ら観賞者たちから「拍手ボタン」により『拍手ポイント』を
もらうことができる。

(なお、ネット検索で偶然訪れた人など、
 アカウントを取得していない人も拍手可能とする)

その結果、たくさん拍手をもらった王国は、
王国ランキング』に記載され、
素晴らしい大樹を育てた国として、長く参照され、
千年王国』となる。

また、拍手のポイントは、王と騎士にも振り分けられ、
それぞれ
王ランキング
騎士ランキング
に記載されて、その手腕を称えられることになる。

58 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-16 12:49:11
以上までが、『王と騎士による議論方式』の主な説明である。

【まとめ】

・『王と騎士による議論方式』とは、
 ある前提の元で掲げられたひとつの議題に対して、
 その論理的構造(反論の構造、反論の可能性)を明らかにし、
 それを『議論の大樹(議事録)』として表現して、
 その『美しさ』をみんなで共有して『愛でる』ゲームである。

※美しさ(第三者が見ても反論の構造が綺麗に洗い出されたかどうか
すなわち、第三者にとっても有益かどうか)が評価のポイントであるから、
「王の個人的思想を強引に反映した大樹」よりも、
「中立の視点で都合の悪い反論もきちんと掲げた正直な大樹」
の方が評価が高くなるだろう。
たとえば、「アイデアXで原発を根絶したい!」
という議題ではじめた王がいて、

「すみません、残念ながら、こういう致命的な反論があり、
 それに対する反論を誰も思いつきませんでした」

という感じで議論を終わったとした場合……
我々は、その王を無能だと非難するだろうか?
いいや、むしろ逆だ!
我々はその王の「心意気」と
「論点をきちんと洗い出した客観性の溢れる優れた議事録」に
感謝と惜しみない拍手を送るだろう!

・『美しい大樹』を作った王と騎士は、伝説の英雄として称えられ、
 『拍手ポイント』をもらい、ランキングに記載される。

・『王のランキングが高い』とは、
 『議長やファシリテーターの能力が高い』ことを意味する。
 ランキングの高い王には、優秀な騎士が集まり、大樹の注目度も高まるだろう。
 ランキングを上げるためにも、王は、
 『第三者が見ても美しい大樹(有益な議事録)』を作ることを目指さなくてはならない。

・『騎士のランキングが高い』とは、
 『優れた論理性を持つ、万人に有益な論客である』ことを意味する。
 ランキングの高い騎士には、古代中国の『諸子百家』時代と同様に、
 王からたくさんの『スカウト(オファー)』がくるであろう。
 (なにせ有能な騎士がいないと、立派な大樹の育成は難しいのだから)
 ランキングを上げるためにも、騎士は、
 王に『自らの視点(他の人にはない考え方)』を提供し、大樹作りに貢献することを
 目指さなくてはならない。

59 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-17 11:00:06
基本的な説明は終了である。

以降は、まだ語っていない「機能」や「要所」について、
ざっくばらんに書いていこうと思う。

飲茶が考える理想の議論のやり方(4)

前回記事:理想の議論のやり方(3)

60 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-17 11:06:52
騎士の視点からみた議論ゲーム

この「王と騎士の議論方式」をひとつのゲームとして捉えるなら、
騎士が参加する目的は、だいたい以下のものとなるだろう。

・評価の高い大樹の育成に参加し、たくさんの拍手ポイントをもらいたい。

・自分の意見をたくさん採用してもらいたい。

・興味のある議題について、美しい大樹の育成に参加してみたい。
 (議論によって反論の構造が明らかになることが楽しいから)
 ※そもそも騎士は、議論掲示板に来るような人なのだから、
 『理路整然と、簡潔に、わかりやすく論点がまとまった理屈
 に触れると、『面白い!』『すげえ!』『いいね!
 と感じるセンス(価値観)を持っているはずである。
 であれば、理路整然とまとまった「議論の大樹」も『美しい』と感じるはず。
 美しいものの作成に参加したい、それは自然で健全な動機だと思う。

上記のいずれの目的にしろ、それを果たすための必須の条件は、
良い王様』の存在である。

「良い王様」のいない王国に行ったところで、
 ・まともな意見なのに採用してくれないわ
 ・ロクな大樹は作らないわ
 ・騎士はどんどん逃げていくわ
 ・あげくに、フェスティバルに移行できず、
  拍手がひとつももらえないわ
 と、まったくもってメリットが発生しない。

だから、慎重に「良い王様」を選ぶことが、騎士活動の第一歩となる。

61 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-17 23:35:26
ここで、「良い王様」を選ぶときの基準となるのが、
その人の「過去の実績」である。

王国に入るかどうか迷うときは、その王様のプロフィールページから
「過去の実績」を表示してみれば良いのだ。

まず、その人が、過去に王様をやったことがある人ならば話が早い。
その人の過去の王国にいって、『議論の大樹』を見れば良い。

もちろん、その大樹への『拍手数』が客観的な基準となるが、
それ以外にも
上手に意見を拾い上げて、枝にしているかどうか
偏った意見ばかり採用していないかどうか
が『見た目』ですぐにわかるだろう。

もし、
・抽象タグに意見が溜まったまま、放置している。
・重要な反論があるのに、自分の都合の良い意見だけ枝にしてる。
・騎士から賛同が得られず、フェスティバルに移行できていない。
といった実績ばかりの人だったら、
まず間違いなく『王としての能力がない』と考えてよい。
(なので、近づかない方が良い)

なお、仮に、その人が王様をやるのが今回はじめてだった場合には、
騎士ランキング』や『過去の発言』を参照することで
ある程度は、人柄や能力を判断することができるだろう。

62 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-30 22:07:19
つまるところ、
「良い王様である」=「拍手ポイントがたくさんもらえる確率が高い」
という構図であるのだから、
騎士は、なるべく良い王様がいる国に行きたいよね
という当たり前の話をしているわけだが……、

実のところ、ここはとても重要なポイントである。

というのは、従来の議論掲示板では、この当たり前と『逆の現象』が
起こりがちだったからだ。
たとえば、こんなケースを見たことがないだろうか。

@ツッコミどころ満載の人が、ツッコミどころ満載のスレッドを立てる。

Aツッコミどころ満載ということは、
 すなわち『レスがつけやすい』ということを意味する。
 レスがつけやすいので、さくさくレスが集まる。

B「レス数が多い=人が多い=活発に意見交換している」ということから
 『今、一番注目されている熱いスレッド』的な位置づけになり、
 みんながやってくる。

Cそこに、スレ主が、ツッコミどころ満載のレスをつけまくる。

D――大盛り上がり――

63 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-30 22:12:51
従来の議論掲示板において、その活動の原理は
端的にみもふたもなく言えば『ツッコミ』である。

「いやいや、それはおかしいでしょ?」
「そう思える根拠ってなんなの?」
「このケースはどうなるの?」
「むしろ、こう考えるべきじゃないの?」

と言った『ツッコミ(相手の隙を見つけてはスパコーンと
スマッシュを打ち込んで超気持ちよくなる行為)』を互いに行い、
ひとつのテーマについて理解を深めていくのが、
「従来の議論掲示板」の流れであるが、

そのせいで、
ツッコミどころ満載の人が人気者になる
というヘンテコな状況が創出されてしまっているように思える。

(もちろん、それは人情としてよくわかる。
 もし、私が原発についてそれなりの知識を持っていたとして、
 明らかに変なことを言っている論者がいたら……、
 そりゃあ、やっぱり
 『理路整然と鮮やかにその間違いを指摘してやりたい
 と思うことだろう)

私は、この『ツッコミどころ満載の人が人気者になる』という
現象を食い止めたいと思っている。

そして、そのためには、
ツッコミどころ満載の人にかかわってもメリットはないよ
と思えるような目的設定をすることが重要だと考えた。

64 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-30 22:21:25
すなわち、議論の参加の目的を、

発言の不備を見つけて、互いにツッコミしあうこと』から

第三者がみても、ああ良い議論したね、と言えるような良い議事録を作ること

にシフトするのだ。

そうすれば、ツッコミどころ満載の王国(スレッド)に参加する意義がなくなり、
「そういう国ばかりが盛り上がる」というおかしな現象もなくなる。

【ポイントまとめ】
王も騎士も、究極的な目的は、
互いの知識や視点を持ち寄って、完成度の高い議事録を作ること
である。

そして、その議事録をもって『キミたちは良い議論をした!』と評価され、
それが形として残るような議論掲示板を、私は目指したいと思っている。

65 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 00:05:30
Q:王が、都合の良い反論しか取り上げないのだが、どうしたらいいか?

A:もし、王に不信を持つのなら、すぐに王国から出ていってほしい。
 (退国ボタンを押してもいいし、書き込みをやめるだけでもいい)

「王と騎士」の議論形式の良いところは、(そして恐ろしいところは)
「王様が、どんな意見を枝として取り上げているか」をぱっと見るだけで、
その王様の『人柄』『センス』『思想』が、
言葉を交わすまでもなく』すぐにわかってしまうところだ。

たとえば、仮に、王様が、
自分の主張に都合の良い意見ばかりを枝にしていたとしたら……、
それはもう『そういう人』だということだ。
むしろ、それが『ぱっと見でわかった』ことに感謝しよう。

もし、これが普通の掲示板で『対等』に話し合う議論形式であったなら、
あなたは、
自分の都合の悪い意見は耳に入らない人、結論ありきで主張を譲らない人』を相手に、
そういう人』だとわかって『うんざり』するまで、
延々と言葉を交わしていたかもしれない。
(それどころか、論破して認めさせてやろうと、
 レスの応酬を繰り広げたかもしれない)

だが、幸いなことに「王と騎士」の議論掲示板では、
騎士は王に、システム上、絶対逆らうことができない。
(王は騎士の発言を削除したり、書き込み禁止にしたりできる)
だから、王が『そういう人』だとわかっても、
騎士は『近寄らない』という対処しかできない。
ゆえに、騎士が『そういう人』を相手に、
時間を無駄にしようとする(論破しようとする)ことが
できない(もしくは立場が違うので、やる気が起きない)』のである。

66 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 00:43:37
王の視点からみた議論ゲーム

騎士が、王国の議論に参加したいときには、
従来の掲示板同様に、
自分の意見をその王国(スレッド)に書き込むわけだが、

もしこの騎士が、
初参加(その王国にとって初めての書き込み)』であれば、
まず王は、彼を王国に迎え入れるどうか判断しなくてはならない。

具体的にはこんな感じだ。

(1)初参加(入国審査前)の騎士が意見を書き込む。
初参加なので、この発言はスレッドには表示されない。

(2)この発言は王だけが読める。
王は内容を確認し、問題がなければ入国を承認する(スレッドに表示される)。
問題がありそうなら『無視』する(スレッドに表示されないままとなる)。

以上。さて、
もし、その入国審査前の発言が下記に当てはまるようならば、
入国させない方がいいだろう。

・改行がなくて妙に長い。句読点がめちゃくちゃ。
・意味がよくわからない。
・口調が乱暴で、この議論掲示板の主旨を理解してなさそう。
・初対面なのに、フランクで、切り捨てるような物言い。

おそらく、こういう人は、他の騎士たちとも揉めて、
王の負担を増やし、悪くすれば王国の崩壊を招くことになる。

逆に、建設的な意見で人柄も良さそうなら喜んで王国に迎え入れよう。
以後、その人は『王国の一員』となり、普通の掲示板として
自由に書き込みができる』ようになる。

67 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 00:49:59
Q:ウワッと思うような反論が騎士から来たのですがどうすれば良いですか?

A:放っておけば良い。王の目的は「立派な議論の大樹を育てること」なのだから、
 王は、そんなものにはいっさい関わらず、
 「なるほどと思う反論」「核心をついたと思う反論」だけを選んで具象化し、
 その反論の枝を伸ばしていくことに専心するべきである。

 とにかく重要なことは、王は「騎士の反論」に対して、
その反論は不適切です!論理破綻してます!話す価値がありません!」などと
 否定してはいけないということだ。

 従来のスレッド式掲示板の場合は、「突っ込みどころ満載の反論」があると、
 どうしてもスレ主(王)は、「それがいかに的をはずした反論であるか」を
 理路整然と否定したくなる傾向があった。
 (だって、反論しないと、反論者がモニターの向こう側で
 「あれあれ?レスがこないってことは論破ってことでいいですか?www
 それとも都合の悪い反論は無視ですか?www

 って感じでニヤニヤしてそうでムカつくから)
 こうして、「マトモな反論」は差し置かれ、
 「ドウデモイイ反論の否定」でスレが埋め尽くされるわけだが……、
 はっきりいって時間の無駄。
 仮にやるにしても、まず「マトモ」と思われる方を優先し、
 そっちから先に議論するべきであろう。

 こうした「ドウデモイイ反論を先に論じて議論がグダグダ傾向」を止めるためにも
 王は、騎士たちの反論を「正しい/正しくない」という観点で見るのではなく、
 「優先度が高い/低い」という観点で見て、
 「優先度が高いと思う反論(王のモチベが維持できる反論)」から先に具象化し、
 「今議論したいマーク」をつけて、
 「とにかく綺麗に枝が伸びる(有益な議事録ができる)」方向に、
 議論の流れを誘導しなくてはならない。

 ※そして、(王にとって)真にドウデモイイ反論は、そのまま捨て置けばいい。
 「反論の提示ありがとうございます。とりあえず、今、こっちを議論したいので
 いったん保留ということで(^^)また後で議論しましょう(^^)
(10年後か、100年後かは知りませんが)」
 という感じで、穏便にスルーすれば良いのだ。

 もしくは、正直に、「その方向に枝を伸ばすモチベがないこと」を告白して、
 「後世に託すマーク」をつけて終わらせてもいいだろう。
 そのマークをクリックすると、新しい王国が建国され、
 続きを別のメンバーで議論することができる。
 (切り取られた枝が、「接木(つぎき)」として新しい議論の大樹となるイメージだ)

Q:騎士として入国を許可した人が、言うことを聞かないがどうすればいいか?

A:休暇ボタンにより、彼に『休暇』を与えなさい。

すると、彼に向かって、休暇を与える旨の『公文書』が発行され、
彼は入国審査前の状態に戻ることになる。
(つまり、以後、彼はスレッドに直接書き込めなくなる)

なお、『休暇』を与えた直後から、『1ヶ月間』は、
その騎士からの再入国の申請も受け付けないものとする。(門前払い)

※なぜかというと、
「入国審査のシステム(王にしか見えない発言を送る仕組み)」を使って、
王に、一方的な不平を延々と訴えてくるかもしれないだ。

68 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 00:59:43
Q:公文書とは何か?

A:入国前の騎士に、王が意思を伝える際に発行される『形式的なお手紙』である。

たとえば、すごく嫌な騎士がいて、
その人を『除名(休暇に)』したとする。

このとき、王は、
除名(休暇)について何も発言してはならない!
(除名の理由も、除名があったことも、公に述べてはならない!)
という『国際法』を遵守しなくてはならない。

※国際法をやぶると『法王庁(管理者)』からペナルティ(アカバン)をくらう。
なお、法王は、本議論システムを作った人ではなく、
信用度の高い王が密かに選ばれ、その人が運営しているものとする。
法王の顔が見えないことで、アカバンされた人は個人的な私怨を持ちにくくなるし、
システムを作った人(つまり、飲茶)は、
「すみません、別の人がやってるので私は知りません>△<」と言い張ることができる。


除名については一切言及不可!
除名するなら、黙って除名!

これが除名の原則である。

※なぜ王は除名について語ってはいけないか?
それは、除名された側(騎士)が何も発言できないのに、
除名した側(王)が『あいつを除名した』などとあーだこーだ言うのは卑劣だからだ)

そのかわりに、除名した相手には、
以下のような形式的な『公文書』が自動的に発行される。

「大変申し訳ありません。騎士の人数が多すぎて、
 王がすべての発言を拾い上げることができない状態になっています。
 つきましては、王の負荷を下げるため、
 騎士の人数をしぼらさせていただきたいと考えました。
 ○○様におかれましては、
 今回の休暇を利用して諸国をめぐっていただき、
 より見識を高めて、いつの日にかまたわが国に戻って
 活躍していただけることを期待しております。
 なにとぞ、ご了承のほど宜しくお願い致します」

69 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 01:53:38
Q:でも騎士として除名すると恨まれないか?

A:恨まれてもデメリットは発生しない。
最悪ケースで、その騎士が王国を作ったとき、
悪意でそこに入れさせてくれないぐらいである。
(もっとも、除名した人の王国に行きたいとは思わないだろうが)

ちなみに、この「除名(休暇)」システムの良いところは、
除名された騎士が(晒し者になって)恥をかかない
というところである。

というのも、他の参加者には、
除名されたから、書き込まなくなったのか
気に入らないから、自分から王国を出て行ったのか
別の王国が楽しくなって、ただ書き込まなくなっただけなのか
その見分けがつかない。

※『追い出した/追い出された』などの言及は、国際法で禁止とする。

また、「あの王はおかしい」「あの騎士はおかしい」などと
不満も語る場所も、システム上、存在しない。

ようするに、『除名』によって、
王国の雰囲気が悪くなったりしないということだ。

だから、王は、集まってくれた優秀な騎士たちのためにも、
立派な「議論の大樹」を作ることを最優先に考え、
ダメだと思った騎士は、さくさく除名してしまって、
まったくかまわない。

おそらくだが、騎士の顔色ばかりをうかがって、
どんな騎士でも入国を許し、
どんな取るに足らない意見でも枝にするような弱腰な王は、
人として好かれるかもしれないが、
育てた大樹の評価は、確実に低いものとなるだろう。

「この王が仕切ると、ロクな大樹ができない」

そんな実績が固まれば、優秀な騎士は集まらなくなり、
結果、自分の首を絞めることとなるだろう。

70 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 02:06:21
スカウト機能について

王は、なにも黙って騎士の参加を待つばかりではない。

王から騎士にむけて、『スカウト』をすることができる。

たとえば、以下のような騎士は、積極的に王国に来てほしいと思うだろう。

・評価の高い大樹の育成に、いつも名前が挙がっている騎士
・ランキングの高い騎士
・現在、議論中の王国で、建設的な発言をしている騎士

こういう人がいたら、その人に対して『スカウト』ボタンを押せばいい。

すると、その相手に向けて、スカウトの公文書が発行され、
「王国に来て欲しい」という旨が通知される。
なお、スカウトすると、その騎士は『入国審査済』となり、
いつでも好きなようにスレッドに書き込める状態になる』。
(初回の発言でも、そのままスレッドに表示される)

71 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 02:14:19
おそらくであるが。
スカウトされるというのは、たぶん『すごく気分がいい』と思う。
なにせ、自分の能力が認められたわけだから。

そうなると、むげにはできない。

王国の発展のため、どうかあなたの優れた知恵をお貸しください
と言われたんだから、
これはいっちょうその王国にいって、大樹を育てるのを手伝ってやろうか、
という気分になるだろう。

といっても、人間である以上、『時間は有限』である。
すべてのスカウトに答えていたら、きりがない。
そうなると
「面白そうな議題の王国」
「評価が高く、多くの実績を持つ人の王国」
のスカウトのみに答えて、
他の王国は「まぁ時間があったら」という感じになるだろう。

72 名前: 飲茶 投稿日: 2012-12-31 02:29:32
ちなみに、このスカウト機能は、
古代中国の『諸子百家』時代を模して追加した機能である。

そもそも。
国家を運営するためには、優れた人材が必要である。
人材のいない国家は、遅かれ早かれ、滅びてしまう。
そこで、各国の王は、優れた人材を求めて奔走しなくてはならない。
すると優れた人材は、優れていれば優れているほど、
各国からスカウト(オファー)が殺到する構図となる。

一方、優れた人材の側からすると、
有限の時間を有効に使うために、
また、自分の名声をさらに高めるために、
自分を活かしてくれる名君を探さなくてはならない。

横暴でツッコミどころ満載の王国があったとしても、
そんなものに関わるのは時間の無駄である。
(そんな国にいって、暴君に協力したり、暴君を論破したところで、
 何の実績にもならないし、悪くすれば汚点になる)

また、こういう構造であるため、王は、常に名君であろうとしなくてはならない。
もし、王が、
「偏った思想」を流布するために「偏った意見」だけを取り上げて、
「偏った大樹」を作成したら、どんどん人が減っていくし、
ロクに拍手ももらえなくなるだろう。

権力をかさに、好き放題に横暴を振るって悪評がたったら、
優れた人材が王国にやってこなくなり、
結果、王国は衰退の一途を辿ることになるのだ。

2013年01月18日

【完結】飲茶が考える理想の議論のやり方(5)

前回記事:理想の議論のやり方(4)

73 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-11 18:05:25
――エピローグ――

最後に「議論とは何か」という根本的な話をして、終わりとしたい。

議論とは何か?

ネットで検索すれば、
「議論とは○○である」という定義はいくらでも見つかると思うが、
そういう形式的な定義は、だいたいはただの『お題目』であり、
はっきり言ってどうでもいい』。

議論の本質に迫るにはそんなことよりも、
そもそも、あなたは何を求めて議論と呼ばれる行為を行っているのか?
という目的、動機(もっといえば欲望)について問いかけるべきである。

ようするに、

どうなりたくて、あなたは議論をしているのか?
どうなったら、あなたにとって議論が成功したと言えるのか?

という話であるが、その答えは、おそらく、

「『自分の考え(主張、問題意識)』を
 『相手(他者)』に理解してもらったうえで、
 相手から
 『自分ひとりでは気がつかなかった視点(反論、提案)』を
 提示してもらい、
 それによって自分の中に今までになかった『新しい考え』が
 生じたとき」

であろう。

この状態になったとき、僕たちは
ああ、議論をやって良かった』と思えるわけだし、
そもそも僕たちはこの状態を求めて、
「議論と呼ばれる行為」を始めたはずである。

(他人を論破して快楽を得たいという
 馬鹿げた目的で始めたのでなければ)

結局のところ、僕たちは、
他者の知見(自分の知らなかったこと、気づかなかったこと)
という『利益』を求めて議論を行うのである。

74 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-11 18:10:40
しかしである。それが議論の目的であるとするなら、
ちょっと面倒なことになる。
というのも、当の議論相手も、それを求めているからだ。

たとえば、互いに『他者の知見を得よう』とした場合、
次のようなことが起こりがちである。

@Aさんが、
 『自分の知らない意見(他者の知見)』を得ようとして、
 Xの方向(Aさんの問題領域)に議論を進める。

Aしかし、議論相手のBさんの『論じたいこと』は、
 Yの方向(Aさんと違う問題領域)にありに
 Bさんはそっちの方向に議論を進めてしまう。

B「AさんはX方向に議論をひっぱろうとし、
  BさんはY方向に議論をひっぱろうとする」
 という『綱引き』がはじまる。

C互いに自分の『問題領域』『前提』『論点』に
 ひきずりこむことに終始し、
 まったく話がかみ合わず、議論が建設的に前に進まない。
 (なぜなら相手が、
  私の土俵――『私の問題領域』『私の前提』『私の論点』――
  の上で、レスを返してくれないから)

D議論が進まないことに互いに苛立ちをおぼえはじめ、
 徐々に雰囲気が悪くなる。
 また、『Aさん VS Bさん』という対立構図がはっきりするので、
 Cさん、Dさん、その他の人たちは
 横レスしにくくなってレスを控えて傍観モードに入る。

E結局、『論じたいこと』が違う以上、どんなに言葉を交わしても
 議論が前に進むはずも無く、やっぱり話がかみ合わないまま
 ――終了!

 ※ちなみに、
  もし両者が『それなりにまともな論者』であった場合には、
  『互いの観点や認識の違いを分析しあって終了
  ということもあるだろう。
  ようは、 

  「私は、こう考えるからこういう結論になるわけですが、
   あなたは、こう考えるからそういう結論になるのですね、
   あー、なるほど、そうなんですね」

  を着地点として議論を終えるパターンであるが……、
  しかし、果たして、それだけのことに、
  物凄く長い時間を費やす価値が本当にあったのだろうか?
  本当にそんなことが知りたくて両者は議論を始めたのだろうか?

75 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-18 15:09:17
ここで『囚人のジレンマ』という言葉について考えてみてほしい。

囚人のジレンマとは、

「お互いが譲り合わず、自分の利益だけを求めてしまうと、
 全体としてもっとも低い利益しか得られない」

という状況を表す『ゲーム理論』上の概念であるが、
前述のとおり、議論はまさに
この『囚人のジレンマ(互いに相手を利用しようとして共倒れ状態)
に相当する。

囚人のジレンマを解消するひとつの方策は、

今回はアナタが利益を得る番で、ワタシが協力する番ですよー

と『役割』をあらかじめ決めておいて、
その役割を順番に『交代』することである。

76 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-18 15:22:27
仮に今回は、『Aさんが利益を得る人(王)だ』と決めたとする。
この場合、Aさん以外の人たちは『騎士』となり、
Aさんのために、Aさんが利するように』行動しなくてはならない。

たとえば、Aさんが次のような
議論の種(議論したいという想い、欲望)』を持っていたとしよう

「太陽電池いっぱい作って、原発を無くせばいいじゃん♪
 って、子供の頃からずっと思ってたんだけど、
 このアイデアって、どこに問題があるんだろう?
 実現するにはどうすればいいんだろう?
 だれか、このアイデアに意見をくれないかなーー」


さて、このときAさんは『王(奉仕される側)』なのだから、
その他の人たちは『騎士(奉仕する側)』として、
Aさんが論じたいこと』に付き合い、
Aさんの『議論の種』が立派な大樹となるよう
協力』しなくてはならない。

けっして、

「そんな簡単なことで解決するなら、とっくの昔に解決してますよ。
 なぜそれが未だに実現していないのか、考えてみたらどうですか?」

とか

「それよりも、○○を作る方が良いですよ」

とか

「作るためのコストや場所はどうするんですか?
 実現性を考えずに語っても、それはただの妄想ですね」

などと言って、
Aさんの論じたいことから外れようとしたり、
(Aさんの顔を潰すような形で)論破しようとしたり
してはならない。

77 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-18 15:24:59
なぜ、Aさん以外の人たち(騎士たち)は、Aさん(王)のために
無償で知見を与えなくてはならないのか。
もちろん、
それは、後日、『自分が大きな利益を得るため』である。
自分が『利益を得る人(王)』になる番がきたとき、
協力してくれる人が少なかったら目も当てられない。
だから、自分の番ではないときは、精一杯、他者のために奉仕するのだ。

以上のように、
不特定多数の論者が『対等』の立場で
せーので』でガチンコで議論をするより、

「今回は、僕が『』をする人です。
 僕は、これこれの議題について、
 できるだけ多くの『他者の知見』を集めて
 自分の見識をレベルアップしたいと欲望しています。
 みなさん、今回に限り、僕に『奉仕』してください」

と、みもふたもなく『役割(優位性)』をはっきりと明言して、
議論をはじめた方が『全体の利益が向上する』と私は考えている。

78 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-18 15:49:49
【まとめのまとめ】
従来の議論掲示板では、

(すなわち、ネットで知り合った不特定多数の人々が、
 『対等』に議論する場所では)

「Aさんの理屈はおかしい」
「Bさんこそ間違っている」
「いや、だから、私が言いたいのはそういうことではなく――」

と『解釈、理解、前提の違い』を
個人間』でぶつけ合い、
後日、本人たちですら読み返さない文章』を
延々と書き込み続けて
有限の時間』を消費し続けてきた。

私は、この状況を改善するため、
以下のようにパラダイムを転換した議論掲示板を提案する。

・『対立』から『協力』へ
 この議論で誰が『他者の知見を得る』という恩恵にあずかるのか、
 『役割』をはっきり決めてから始める。

・『論破』から『提案』へ
 反論は、相手の不備を攻撃(指摘)するのではなく、あくまでも、
 「こんなふうに言われそうです」という観点で提案し、
 反論者も一緒に「反論の反論」を考える。

・『書き捨て』から『議事録』へ
 タグをつけながら発言して論点を「」として整理することで
 自動的に議事録(ツリー図)ができる仕組みとし、
 その「議事録の質」をもって議論が評価される。

79 名前: 飲茶 投稿日: 2013-01-18 16:15:51
【さいごに】

日本人は議論が下手』だと言われている。
(ためしに「日本人 議論」でネット検索してみよう)

面と向かって反論されるのが苦手で、
反論=攻撃』という先入観をもっている我々日本人は、
たしかに議論がどうしようもなく下手である。

しかし……だからこそ!

「議論が下手だ」と言われている我々だからこそ!
それを逆手にとって、
よりストレスの少ない楽しい議論のやり方』を
考えられるはずではないだろうか!

不特定多数の人がそれぞれの視点を持ち寄って行う
インターネット上における議論』。

ただでさえカオスな状況になりがちな、この議論に
今こそ、我々が『お手本』というものを
世界に指し示そうではないか!

私(飲茶)は、『論客コミュニティ』という議論掲示板を
10年近く運営してきたが、
その進化系として、ここで述べた議論掲示板も作ってみたい!

だが、世界に『議論の模範』を示す、この議論掲示板は、
もはや『コミュニティ』という名では
その偉大さを表すことはできないだろう。

そう、この議論掲示板にふさわしい名は……



















論客キングダム

さぁ、世界よ……俺たちの美枝に酔いな

【完】