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2010年06月10日

史上最強の哲学入門、製作秘話(1)

史上最強の哲学入門、製作秘話。板垣先生と会うまでの話。

まず、マガジンマガジン社さんから「哲学入門書」の執筆依頼がありました。
前著「哲学的な何か、あと科学とか」「哲学的な何か、あと数学とか」を
読んだ担当さんが飲茶を気にいってくれたそうです。

しかし、前書きにも書いたように執筆にあたってはかなり悩みました。
だって、もうすでに哲学入門書なんて世の中に星の数ほどあるじゃないですか!
特に、綺麗なイラスト満載で、時代順に有名哲学者を
ひとりずつ紹介していくタイプの「カタログ型哲学入門」なんかは
洗練されたものがたくさん出版されています。(図解雑学シリーズとか)
はっきりいって出尽くしていると言っても過言ではないでしょう。

今更、それらと同じものを作ってもしょうがない。
だから、「これ!」というインパクトや個性のある「何か」を持ってこないと。

これが執筆する上での最大の課題であり、
担当さんとずっと悩んでいたわけですが……そのとき突如、
天啓のごとき画期的なアイデアがひらめいたのです!
「バキの入場シーン」を哲学者バージョンでやって
それを冒頭に持ってきたらどうだろうか!
それはたしかにすごいインパクト!

神殺しは生きていた!
 更なる研鑽を積み人間狂気が蘇った!
 超人!! ニーチェだァー!!


それだあああああああああああ!

という感じで、担当さんとさんざん盛り上がったのですが、
でもよくよく冷静になって考えてみると……
哲学の本で何の関係もなしに、突然、
バキのパロディじゃわけがわからないじゃないですか!

せめて、表紙のイラストを板垣先生に描いてもらうとかじゃないと。

さすがにそれは無理だろうということで、
この話しは終わったのでした。

そう、このときはまだ「板垣先生を表紙にする」というのは
あくまでも冗談話であり、現実味のある話ではなかったのです。

それがまさかあんな……。

(続く)

2010年06月17日

史上最強の哲学入門、製作秘話(2)

史上最強の哲学入門、製作秘話。板垣先生と会うまでの話。

今までにない哲学入門書を書くにはどうしたらいいのか?

バキネタ冒頭案は、板垣先生を表紙にでもしないかぎり、
さすがに難しいだろうけど、
一応編集部の方で検討してみる」とのこと。

とりあえず、著者としては、
他には、どんな哲学入門書が可能か考えてみることに。

■哲学者白熱チャット
最近、チャットにハマッていたため、
哲学者たちがチャットで議論しあう」のはどうだろう
と考えたものです。

ソクラテス:こんにちは
キルケゴール:お久しぶり
サルトル:こんにちは
フロイト:こんち
ソクラテス:遅れてごめん。奥様につかまっちゃって
キルケゴール:だから、よく結婚とは何かを吟味してだな
ソクラテス:おまえ悩んだまま婚期逃してんじゃねーか
サルトル:だからうちみたいな距離感でだな
ソクラテス:おまえただの別居だろw
フロイト:結婚とは下半身のリビ
ソクラテス:言わせねーよ!

みたいな感じ。
しかし、もともと哲学者ネタが通じる下地が相手にないと、
まったく意味がないし、入門書としては却下。というか
こんなんで一冊分の文章を書こうとしていた私がバカでした。

■哲子の部屋
名前から察せられるとおり、哲子の部屋で、
哲子が哲学者にインタビューしていく
という形式の哲学入門書。

るーるる るるるるーるる るるるるーるーるーるーるる
るーるる るるるるーるる るーるーるーるーーー

哲子「みなさんこんにちは、哲子の部屋です。
 今日のお客様はニーチェさんです


ニーチェ「こんにちは」

哲子「ニーチェさん、この番組のために、
 蘇っていただき、ありがとうございます。
 時間もありませんし、さっそくあなたの哲学について
 伺いたいのですが


ニーチェ「ええ、どうぞ」

哲子「まずルサンチマンという言葉ですけども
 実は先日こんなことがありましたの。
 (中略)
 ほんと笑っちゃうんですけど(笑) それでですね
 (中略)
 で、それは結局、古代ユダヤ人の歴史に由来するわけで
 (中略)
 で、つまりそれがルサンチマンだと思うんですの


ニーチェ「え、ええ、まぁ、そうですね」

哲子「次に神は死んだという言葉ですけども

ニーチェ「その言葉は私が書いた小説の台詞で」

哲子「ああ、ツァラトゥストラはかく語りき!
 先日、私も読みましたのよ。もうとても楽しくて
 (中略)
 やっぱり私思うんですよ、ようするに『力への意志』だと
 (中略)
 ほんと笑っちゃうんですけど(笑)、先日もですね
 (中略)
 だから超人思想や永劫回帰は結局は聖なる方便であって
 (中略)
 ほんと笑っちゃうんですけど(笑)
 (中略)


ニーチェ「あ、あの」

るーるる るるるるーるる るるるるーるーるーるーるる

哲子「あらま、もうこんな時間。
 いっぱいお話を伺うことができました


ニーチェ「いやえーと」

哲子「今日は貴重なお時間をさいて頂き、ありがとうございました。
 次回は、サルトルです。みなさんまたお会いましょう


るーるーるーるーーー

みたいな感じ。有名哲学者を呼んでおきながら、
毎回、哲子がひとりで延々と語り続ける
(でも実は、わかりやすい入門書になってる)
というネタなのですが、 これを30人分も続けるのは無理でした!!

とまぁ、「今までにない哲学入門書」を作るために、
こんなふうに色々と試行錯誤をしていたわけなんですが、

え……? 物語が……板垣先生との出会いの話しが……
全然進んでない……?




決着は直後でした。

(続く)

2010年06月27日

はじめての雑誌記事

このたび、生まれてはじめて
雑誌に記事を書かせて頂くことになりました。

株式投資に失敗して、ベンチャー企業を立ち上げ、
哲学・科学・数学の本を出版した実績を買われたのでしょうか。
オファーがあったのは、格闘技専門誌『ゴング格闘技』です。

あの「ヒョードル」について記事を書いています。

↓ゴング格闘技(最新号)
http://www.eastpress.co.jp/gonkaku/

ぜひお買いもとめください!(^△^)